フランス語と英語の同時学習は効果的?
皆さんこんにちは!
今日は私が大学に入ってから、フランス語と英語を同時に勉強し始めて感じたことについて率直に述べていきたいと思います。
私の一番最初の自己紹介ブログを読んでいただくと分かると思うのですが(下に貼っておきます。)、実は私の父はフランス語を話すので、幼少期から割とフランス語に触れる機会が多かったのは事実で、まあ感覚さえつかめればすぐ話せるだろうと思っていました。
ということで何の覚悟もなくフランス語の勉強を始めてみたわけですが…
ところがまぁこれが難しい…
特に難しかったのが動詞の活用です。フランス語の動詞はとにかく活用が多い!
覚えなければならない活用形が、直接法現在形、直接法複合過去形、直接法半過去形、直接法未来形、接続法現在形、条件法現在形など、(ここで述べたのは主要なものだけで、本当はもっとありますが割愛します。)これだけでも少し多いように感じますが、本当に大変なのが、それぞれの接続法で、主語に応じて動詞の形を変化させなければならないという点です。
例えば英語ではbeと訳すことができるフランス語のêtreの直接法現在形だけでも、主語によって次のように変化させることができます。
一人称 je(私)suis nous(私たち)sommes
二人称 tu(あなた)es vous(あなたたち、あなた≪丁寧≫)êtes
三人称 il/elle (彼)/(彼女) est ils/elles (彼ら)/(彼女ら) sont
このように、一つの活用形につき6つの変化があるので、覚える量は英語よりも多いように感じます。
初めはフランス語のことをなめ切っていたものの、他にも男性詞・女性詞だったり、発音だったりとかでまんまと悪戦苦闘しているんですが(ざまあみろ笑)、英語と並行して勉強している私にとって思いのほかよかったこともあります。
それは、
フランス語に由来する英単語がとても多いことです。
私も始めたばかりのころ、似てる単語多くね?と思い、気になって調べてみたところ、英単語の30%ほどがフランス語から派生しているようで、似ている単語かかなり多く存在します。
例えば、英語のfinallyという単語は、フランス語に訳すとfinalementとなります。
ちなみに副詞に関しては、末尾の-lyの部分を-mentに変えるとほぼフランス語になってしまうという単語ご結構あります。
他にも、
- correctement(correctly,正確に)
- normalement(normally,通常は、ふつうは)
- totalement(totally,完全に)
などがあります。
中には英語と全く同じスペルの単語も存在します。
- nature(nature,自然)
- minute(minute,~分)
- communication(communication,コミュニケーション)
コミュニケーションに関しては日本語もほぼ同じです。
とまあこのように英語に似たフランス語の単語はなかなか多いということに気づいた私は、もしかして英語のボキャがある人ほど、フランス語の勉強は楽??
という風に感じるようになりました。
そしてこれは私がフランス語の単語の勉強をしているときのエピソードなのですが、nonchalantという単語に出会ったとき、私は誤って英和辞書で意味を検索してしまいました。うわ~、めんどいことしてまったなぁ…と一瞬思いましたが、もう一度見直してみると、そこには、≪意味:無頓着な、無関心な≫と書いてあることに気づき、英和辞書なのに意味がちゃんと表示されていることに驚きました。そのあと仏和辞書でも調べてみると全く同じ意味。
英単語勉強するとフランス語の語彙力上がるんちゃう?
そう思った私は私は仏単語の勉強をするときは念のため英和辞書でも似たような単語がないか調べるようになりました。
日本にいた時の大学の教授が、
フランス語をうまく勉強すると、
相乗効果で英語も上手くなる。
と言っていました。当時それを聞いたときは理解した空気感をまき散らしていたんですが、その意味が一年以上たった今ようやくわかりました(もっと早く知りたかった…笑)。
ということで、大学で第三言語の選択をどうしようか迷っている方、英語以外にほかの言語もやってみたいけど何にしようか迷っているという方は、フランス語に挑戦してみてはいかがでしょうか??
それでは皆さん、よい一日を。